30代の女性は厄年が多い

女性の厄年は、数え年で19歳・33歳・37歳とされています。中でも33歳は本厄と呼ばれ、大きな災難が降りかかるといわれています。さらに厄年にはそれぞれ前厄後厄があり、30代の女性はほとんど厄の中にいるような状態です。そもそも厄とは、病気やケガ、事故が自分の身に降りかかったり、家族やペットなど自分の周りの大切な人に不幸が訪れたりし得る年を指します。

最も厄に悩まされる30代は、多くの女性は出産や子育てをする年齢です。厄年には、転居や転職、結婚など新しく物事を始めるのはよくないとのいわれがあります。しかし出産は例外で、子どもを産み落とすと同時に厄を落とすことができるのだそうです。子どもを生む予定がなく、厄年を心配している人は厄除けに行きましょう。新年から節分までが厄除けの適した時期とされますが、多くの神社では1年中厄除けのご祈祷が行われています。費用も3千円から5千円ほどでできるので、1年のことを考えたら安いものでしょう。

厄年の年齢が決まったのは江戸中期といわれています。昔と今とでは違いはあるものの、30代になると身体の変化を感じ始める女性は多いようです。身体の変化時期と厄年がリンクしたため、長らく人々に信じられているのでしょう。厄年は語呂合せともいわれていて、それを聞くと馬鹿らしくも思えるかもしれません。そのため、気にしすぎないのが女性が厄だらけの30代を穏やかに過ごす極意ともいえそうです。