一生を通じて男女共に、厄年と呼ばれる年が何回か巡ってきます。本厄は男性の場合42歳、女性の場合は33歳です。特に男性の42歳は、「死に年」との語呂合わせも存在しているようです。その他、男性は25歳と61歳、女性は19歳と37歳も厄年です。厄年は数え年で考えるので、実年齢とはズレが生じる点にも注意しなければいけません。例えば、既に42歳でその年に43歳を迎える男性の場合は、厄は終わっていることになります。

厄年は、病気や別離、災害や事故といったアクシデントに遭いやすいとされています。実際に、厄年にあたる年齢は仕事や育児などが忙しく、体調を壊しやすい時期であることが多いです。厄年にあたる人は、全国各地の神社に厄払いのお祓いに行く習わしがあります。厄を払うことにより、何事もなく無事に厄年を過ごすことができるといわれているのです。もちろん、厄払いへ行くだけでなく、厄年には無理をしないように注意を払って過ごすことも大切です。大きく環境が変わるような転居や転職なども、この時期は控えた方が無難ともされています。子どもを産むことに対しては、厄が落ちるという考え方もあるようです。

厄年でも、何も災難が起きずに平穏無事に過ごしている人もたくさんいます。あまり神経質になりすぎず、けれども無茶はせずに、堅実に暮らすことが必要といえるのではないでしょうか。自分の健康について再確認するためのいい時期でもあります。