日本では、厄年に厄払いをすることが当たり前の風習になっていますが、江戸中期からの言い伝えによるものとされています。9歳ごとや12歳ごとなど諸説あり、男女それぞれ2回目となる本厄に神社でお祓いを受けるのが一般的です。昔は人生50年といわれていましたが、80歳を超える平均寿命になった現代では、医師によって75万人のデータから分析された「新厄年」という本が出版されています。実際に厄年が気になるという人は5割に満たないというデータもありますが、医学的な見解から算出された新厄年は気になるという人もいるのではないでしょうか。
これまでは、男性の厄年が25歳、42歳、61歳、女性の厄年が19歳、33歳、37歳で、それぞれ前厄・本厄・後厄を指します。そして、医師が発案した「新厄年」では、男性が24歳、37歳、50歳、63歳、女性が25歳、39歳、52歳、63歳となっています。なお、男女の63歳は新大厄として存在するようです。これらの厄年は満年齢ではなく数え年になります。厄払いをするだけでなく、このような節目に生活習慣を見直すことも大切ではないでしょうか。
満年齢は生まれたときが0歳で、誕生日を迎えるごとに年齢が増えます。しかし、数え年は生まれたときが1歳で、正月を迎えるごとに1歳加算されます。誕生日が正月より前であれば満年齢にプラス1歳、誕生日が正月以降なら満年齢にプラス2歳と覚えておくと簡単です。